減らない介護ベッドの事故

このようなニュースがTVや新聞などのメディアで報道されているのを見た方も多いのではないでしょうか。

介護ベッド事故「家庭で多発」 専門機関が注意喚起

介護ベッドの柵や手すりに頭や手足が挟まるなどの事故が2007年度からの5年間で179件発生し、死亡または重傷を負った事故のうち半数以上が家庭内で起きていたことが、製品評価技術基盤機構(NITE〈ナイト〉)の調べで分かった。NITEは「介護する人の対策で防げる事故がある」と呼びかけている。

 NITEは5年間で起きた事故のうち、同一業者のリコール事例を除く136件を分析。死亡(36件)または重傷(42件)を負う重大な事故に至ったケースが全体の約6割を占めた。毎年度約15件のペースで、減らない現状も浮き彫りになった。

 発生場所は、家庭内が46件と半数以上を占め、多くはベッドを使用し始めて2年未満だった。葛谷弘之製品安全調査課長は「高齢化で在宅介護が増える中、介護に不慣れな期間に事故が起きる場合が多い」と指摘する。そのほか、病院19件、介護施設11件と続いた。

介護用ベッドのサイドレールのすき間に手や頭を突っ込んでしまうという重大事故がなかなか減りません。
これは、JIS規格制定前の規格外ベッドがいまだに出回っていることが原因です。
家庭での事故が多いのは、
JIS規格外ベッドを自費レンタルとして介護保険対象外の低価格で提供する福祉用具業者が多いということも大きな原因です。

介護保険が未申請や認定前であったり、軽度認定者であったりして、介護保険のベッドレンタル対象者ではない場合に多く使われる自費レンタルですが、
こういった事故の発生には注意し、リスクの説明や事故防止のための措置などもしなければいけませんね。
認知症高齢者のすることだから予想がつかないだとか、想定外だったとか、
これだけ事故が多いのに予測ができないわけがない。
福祉用具業者やケアマネや包括をはじめとする相談援助職の無知や認識の甘さ、倫理観の欠如がこれだけの数の事故を招いているといってもいいでしょう。

後付けの対策だと生活上に問題点が残ることもあり、
たとえばサイドレールにカバーをつけることで事故防止をしようとすると、寝たままでテレビが見れなくなったりとか・・・。

業界が、JIS規格を意識したベッドの利用の促進を行ってくれることを期待します。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

two × five =