福祉用具もJISマーク
電動車いすや手動車いす、在宅用電動介護用ベッドの三つの福祉用具について、新しいJIS(日本工業規格)マークが表示されることになった。消費者が福祉用具を選ぶ上で参考になりそうだ。
新しいマークは、高齢者にもわかりやすいように、つえを持った高齢者を子どもが案内するイラストと「福祉用具」の文字が入っている。イラスト入りのJISマークは初めて。
実は、これまでにも福祉用具の規格はあった。製品が規格を満たしているかどうかを調べる認証機関がなかったため、製品にJISマークは表示されていなかった。
ところが、昨年5月以降、電動車いす15件、手動車いす3件、電動介護用ベッド1件と、重傷・死亡事故などが相次いだことから、認証機関24団体で作るJIS登録認証機関協議会は、具体的な製品の点検方法を含む認証指針を定めた。
まずは電動・手動車いすと電動介護用ベッドにJISマークがつくことになりそうです。
特に電動介護用ベッドでの事故が相次いだことがその背景にあるわけですが、
製品に対するチェックを厳しくするだけではなく、
福祉用具専門相談員やケアマネなどが、
利用者に十分な使用上の説明を行うことも大事ですね。