よく、「スライドシート」と呼ばれるものです。
ベッド上での移動など、かなり大きな摩擦力が働くために、
介助する側の思うとおりにはなかなか移動ができないものです。
ベッド上で端座位になりたいので少し端のほうに引き寄せたい、
ベッドをギャッジしていたためずり下がってきてしまったので位置を修正したい、
ベッド上での生活場面をとってみてもさまざまな場面で移動が必要になります。
これを介助するのが腕力があったり、
ボディメカニクスを上手に使えたりするのであればまだしも、
必ずしもそういうケースであるとは限らず、むしろ、老老介護家庭が増えているのが現状です。
そこで、そんな介助負担を和らげるための「スライドシート」。
摩擦抵抗を少なくし、介助を楽にします。
そして、これは介助者だけのためのものではありません。
摩擦をなくすことによって、褥瘡部などへの摩擦も低減させ、
介助される側にも負担のない移動が可能になるのです。
このようなスライドシートはほかにもたくさん発売されていますので、
どうぞご覧ください。