訪問介護や訪問看護など、在宅サービスを利用する際、利用者が一人暮らしで玄関のドアを開けられない。こんなことありませんか?
ご自分でドアを内側から開けられるのであれば問題ないのですが、寝たきりであったり、重度の難聴であったり、認知症であったり。
ドアを開けるための合鍵を持つことは介護サービス事業所ではセキュリティの責任問題から禁止されているところが多いです。
ドアを開けっぱなしにしておくのは防犯上危険です。
たくさんの介護職員が出入りするのが見られていたり、デイサービスの車が止まっていたりするのを見たら、日中独居の高齢者を狙う泥棒がやってくる可能性も高くなります。
では一人暮らしでドアを開けられない高齢者のお宅に訪問する方法はないのでしょうか。
そこで、キーボックスを使うことをお勧めします。
暗証番号を設定して、ボックスの中にキーを入れます。
関係者間で暗証番号を共有して、それを使って入室するという方法です。
キーボックス設置についての注意点としては、ふたつ。
キーボックス自体が持っていかれないようにするため、かならず固定物にくくりつけて、外れない場所にボックスを保管しておくことです。
もうひとつの注意点としては、キーボックス自体が人目につかない場所に設置しておくことです。
写真のようなドアノブにくっつけていたら、すぐに目についてしまい、キーボックスが必要な状況であることが一目でわかってしまい、高齢者・障がい者の日中独居である可能性が高いとみられ、防犯上にもよくありません
ぜひ安全面に注意して、上手に活用していきましょう。